2013/03/25
ジャンク到来
ずっと悩んで、とうとうポチってしまったジャンク・・・。
まさか落とせるとは思ってなかったもんな~(笑
え~、EDベータではありません。
念の為・・・。(爆
中味は2梱包に分かれている・・・。
隙間には緩衝材がこれでもか~って。
この出品者さん、なかなか判っていらっしゃる。(^^)v
さて、これは・・・??
察しの良い方なら、もう判っていらっしゃるでしょうが・・・実はこれ、ジャンク品のターンテーブルです。(^o^)v
ウチのターンテーブル、EMTとSMEのアームを付けると、バリレラのGE VRⅡの行き場が無くなる・・・。
MonoはOFD25なんだけど、普段遣いには是非VRⅡを復活させたい。
かといって、ウチのTD124Ⅱのキャビはトリプルアームは無理・・・高速イナーシャ代わりの地球ゴマがあるので・・・(爆
で、色々と考えた。
ウチにあるタンテはDENONのDP75とTEACのTN80C・・・どうもVRⅡにはね~。
どうせなら、アイドラードライブか、ベルトアイドラーにしたい。
最初は、当然、16インチアイドラードライブが頭をよぎったが、今やGatesのCB500で25まんえん、CB100に至っては33まんえん・・・到底買えるハズもない・・・(><);
GarrardのRC88(80は無理!)かラボラトリーシリーズのTypeA辺りなら何とか手が届くが、どうせならShure TypeⅢも使えるようにしたい。
それに、置き場所の問題もあって、出来るだけコンパクトにしたい。
出来ればTD124と同じくらいに・・・。
そこで、Dual 1219やERACのミラコード、THORENSのTD184(TD124の廉価版)辺りを狙っていたが、ことごとく敗退・・・。
BSRの710、810は、勿論悪くはないんだろうけど、食指が動かなかった。(笑
で、乏しい予算内一杯で見つけたのが上記のジャンク・・・。
これです。
Garrard 401ジャンク!!
落札価格は・・・私のお小遣いの1.5倍!(爆
当然、前借り・・・いつ返せるんだろう・・・(汗
でも通常価格の半分以下・・・。(^o^)v
いわく・・・
①スタッドボルト(シャシーに固定するボルト)2本欠品 ナットもありません。
⇒ 何の、私には日本橋の『ネジのナニワ』がある!
最悪、タップを切り直してJISネジを取り付けても良いし・・・(笑
②シャーシーにキズがあります。
⇒ シャーシーがヒン曲がってなければキズなんて・・・。
③定速回転まで時間がかかります。
⇒ 分解掃除すればOKですね。
TD124での経験もあるし・・・。
③50Hz仕様です。(ジャンク表示とは関係ありませんが)
⇒ 幸いプーリーは60Hzの方が細い。
純正部品も手に入るけど、最悪削れば良いし・・・(笑
ストロボが流れるだろうって?・・・どうしても気になるようだったら、鉛テープでも巻きましょう。
ストロボが僅かに動く方が気になるし・・・(爆
エエんです、エエんです、学生時代の憧れだったし・・・。
正直云うと、JBL遣いがいつも気になるのがALTECであるように、Thorens遣いが気になるのがGarrard。
301は到底買えないけど、401のジャンクならなんとか・・・あとは賭けですな。
401は301に比べてSNは良いけど、音が軽いとも云われるが・・・まあエエでしょう、聴いてみましょう。(汗
で、来たブツですが
パネルはプラスチック製・・・後期型ですね。
下方が、『キズあります』のキズ。
幸い、水準器で測ってシャーシーの変形は無かった。
しかしまあ、何を落としたんだろね~。
こちらが問題のスタッドボルト。
早速これを持って『ネジのナニワ』へ・・・。
最初タカをくくっていたんだけど、ところが・・・
無い!!
なんでも、イギリスインチネジの1/4 26山だそう・・・。
これは無いね~、扱ってもいないし・・・と言われてしまった・・・。
ネジのナニワで無いなんて!(><);
まあ、純正の部品であるんだけど、5250えんもするし・・・タップをJISに切り直すか思案中。(笑
で、あれやこれやでとにかく組み上げて調整。
ここはTD124Ⅱでの経験が生きる・・・。
アイドラーの柔軟性は充分。(^o^)v
ちょっと手こずったのが、アイドラー下に見えるブレーキ板。
輸送のせいか、下に落ちてカラカラ・ジャーって・・・(笑
下に厚紙を挟んで、少し浮かせて締め付ければ良いのだけど・・・。
締め付けがモーターシャフト直接ではなく、スリーブを介して締めつける様になっている。
これはプーリーも同じ。
恐らく、何かで引っ掛かった場合、スリップすることでモーターが焼けるのを防いでいるのでしょうね。
よ~出来ているな~、と感心したものの、締め付けネジが六角イモネジではなくマイナスネジ。
合うのは時計用ドライバーしか無く、さっぱり力が入らない。
で、モーターを外して下に降ろす。
これで、しっかり締めつけられる。
しかし、デカいし重いモーターですな~。
TD124のモーターがオモチャに見える。(笑
感心したのは、ブレーキ板の裏側
アルミ製の円盤なんだけど、しっかりホイールバランスが取ってある。
まあ、日本の品質管理から言えば、後からこれだけ手直ししないとイケないなんて、品質のバラつきが大き過ぎる・・・って言われるんだけどね・・・(爆
でも、ここが回転数制御のキモなんで、妙に感動してしまった次第。(^o^)v
シュリロ貿易の正規輸入品。
シリアルNoは39874.
総生産数はどの位なんだろう。
取り敢えず、アイドラーとプラッターをIPAで拭いて、要所に油を差して廻してみる。
カチンとスイッチを入れると、静かに廻り出す。
立ち上がりは若干遅いけど、2~3回転すると
ほぼ正規回転。
嬉しい事に、回転数制御を目一杯マイナスにすると、60Hzでストロボが合う!!
暫く廻していたが、発熱も無く、異音もしない・・・。
これはひょっとして、『当たりィ!!』かも・・・。
で、このまま強引に聴いてみる!!(笑 勿論、GE VRⅡで・・・。
こーゆー時に、ウチのバリレラセットは便利。
乗っけるだけ・・・(爆
まずはアイドラードライブの最大の欠点とされるゴロ音。
・・・・聴こえません・・・聴こえません・・・
聴こえません!!(爆
モーターの異音も、勿論聴こえません。
モーター、アイドラー、スピンドルさえマトモなら、後はどうにでもなります。
どうやら、『 あたり 』の個体だったようです。v(^o^)v
出品者さん、有難うございました!!m(__)m
肝心の音、ですが、まだまだ細かく整備する個所があるし、キャビネットにも入れてないので断言は出来ません。
が!! エエ音です。(爆
TD124に比べて、ドライブ感がもう既に出ています。(余韻はTD124!!)
何か音を聞くのが楽しい、とでも云うか・・・。
これが16インチだったらもっと凄いんだけど・・・ウチではもう充分、かな? 買えないし・・・(笑
この状態で、ずっとMonoJazzを聴いていたんだけど、もうこの状態でも良いかな~、キャビネット作るの面倒だし・・・っていう感じでしょうか。
でもね~
こうやって並べると・・・やはりキャビネット要るよな~。
5月の連休にでも作りますか。
さて、リジッドに積層にするか、響きを生かして箱型にするか・・・。
リジッドにすると奥行き感が出ないと云うし、ヘタに箱型にするとボワボワになると云うし・・・。
でもって、クラシックも聴くしな~。
悩ましい!!(笑
そうそう、週末にはCPの仲間が301使いのF野さん宅に集合なので、じっくり見せて戴きませう…(*^◯^*)