中域が・・・。

私の常用カートリッジはSPU-ClassicGE+パートリッジTH-7834Ⅲ。
今まではこれはこれで、その豊潤な音に結構満足していた。
 
しかしながら、新針の入ったコーナーポケット、或いはBunjinHallの音を聴くと、ウチの音はどうにも音が丸い。
特に中域の濃さ、張り出し、がもっと出ないものか・・・。
MONOはGEーVRⅡなのでまだしも、STEREOは・・・。
 
かと云ってチャンデバやアンプ回路をいじるとまた一からのやり直しになるのは目に見えている。
 
色々考えて、結局引っ張り出してきたのがこれ・・・。
イメージ 1
SPU-G/TE
 
以前のウチの調整状態ではちょっとくどい感じがしてお蔵入りしていたもの。
 
何と言っても内蔵トランスよりパートリッジのトランスの方が良いに決まっている、と云う思いこみ・・・。
 
 
 
 
 
 
 
で、聴いてみた。
イメージ 2
 
まずは音を出さずに一時間ほどレコードをかけてエージング。
 
針圧はClassicGEと同じ4g。(本当は3gだったかな?ま・長い間使ってないので・・)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
聴いたのはサキコロ&BLOW UP。
 
あれ? 以前の印象とは大分違う・・・。
 
まあ、いろいろあちこちいじったし。
 
中域がぐっと濃くなりましたがな・・・。
音像も前へ出て来るし・・・。
 
やっぱりトランス直結の良さが、伝送ロスを少なくして・・・。
 
これはええんと違う???。
 
で、気持ち良く聴いていたら、ドアがガバッと開いて、嫁殿が・・・。
 
『家が揺れてる!何したの!!』
 
道遠し・・・。(><);
 
 
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SHURE typeⅢMR交換針

週末、コーナーポケットにやっとSHURE typeⅢMR交換針の新品が届いたので
常連が集まって針の聴き比べを行いました。
 
イメージ 1
長い間探してやっとヤフオクでゲットした、新品!の交換針。
 
箱が光ってますな~。
 
聴き比べたのは
 
① 新品純正のMR針
② 現用のMR針
③ へたりかけのMR針(私が持ち込んだもの)
④ JICO製 SAS針(カンチレバーがアルミ+ボロン)
⑤ JICO製 楕円針
 
 
 
 
 
 
 
 
 
聴いたアルバムはこれ。
イメージ 2
鈴木 勲 『BLOW UP』
 
これのB面1曲目
『Like it is』
鈴木 勲(b)
管野邦彦(p)
ジョージ大塚(ds)
 
このアルバム、A面は???ですが、
この曲含めB面は名演だと思います。
 
聴くポイントは
ブン!ビシッ!ドスッ!!は勿論のこと
アコースティック楽器のしなやかだが強靭な音がどこまで出るか・・・。
ちなみに、ウチではtypeⅢでは強靭さまでは出ません・・・(涙)
 
常連3名とka-chanの4名で聴き比べた。
5種類とも、ブン!ビシッ!バスッ!!は程度の差こそあれ、取り敢えずクリヤ。
さて、そこから先は・・・。
(以下はあくまでコーナーポケットのパラゴンだから判る差で、ウチでは殆ど判らない程度の差です)
 
① JICO製 楕円針(ウチで10時間ほどエージングしたもの)
  中高域に力はあるが、低域の底が決まらない。
  ピアノは硬く、ベースは輪郭がややふやける。 
  低域の量感はあるが・・・。
  以前、ここで聴いたVN35Eの輪郭を丸めた感じ。(楕円だから当たり前か・・・)
 
② JICO製 SAS針
  全体にほんの少しだが細身になる。(カンチレバーがボロンだからかな?)
  繊細さは出るが、全体に力感が今一つ。
  ただし、エージングが進めば可能性はありそうに思えた。
  ①よりは良さそう・・・。
 
③ 私の持ち込んだMR針(8年前に購入したもの)
  一応純正なので①②とは違って当然。
  ピアノが少し丸い。ベースはまあまあだが、もう少し強靭さが欲しい。
  全体にもう一息音が伸びて欲しい。
  音と音の間が少しだが分離が甘い。団子になる。
  いわゆるMMの音と云えばいいかな。
 
④ 店の現有のMR針(古いがエース針)
  ③とはかなり違って、充分に聴こえた。
  普段聴いてる音だから、当たり前か・・・。(笑)
 
⑤ 新品のMR針
  もう、我々がゴチャゴチャ言うより、ka-chanの一言を・・・。
  『今まで、上下とももう少し伸びて欲しかった音がちゃんと出て来る』
  『上も下も野放図にならず、しっかり決まっている』
 
  そして極め付けは
 
  『音と音の間にしっかりと空気感が出ている。』
  楽器の間にではなく、その楽器の出してる音と音の間に空気感なんて、普通そこまで聴き分けられます?
 
  いや、恐れりました・・・。m(__)m
  さすがマスターの薫陶の賜物ですね~。
 
  ka-chan、良い経験を有難うございました!!
  
 
  
  
  
 
 
  
 
 
 
 

BUNJIN HALL ②

昨日、得意先の某大手電器メーカーからプチ・クレームがつき、遅くに守口に行って来た。
あ・私、小さなメーカーで技術&品質管理の責任者をやっております・・・。
 
クレーム内容は、部品(製品)100万個で1個の割合で小さな水シミが・・・。
性能に影響は無いけど、他の不具合と見分けがつかんから、なんとかしろと・・・。
 
あほ!ぼけ!かすぅ!!
このコストそこまで面倒見切れるかぁ~!!
・・・と言いたいのをぐっと堪え、はぁ、ひと月猶予を貰ったら、何とか考えてみますと・・・。
 
ストレス溜まりますよ~(爆)
 
帰り道、どうもむしゃくしゃするので、こういう時は気分転換に非日常の空間に
浸るに限ると・・・。
守口からなら、BUNJIN HALLは京阪電車で天満橋まで1本じゃないですか。
ちょうど開店から1週間だし・・・。
 
で、寄って来ました。BUNJIN HALL。
 
いや~、その流れている音楽に癒されますな~。
音がどうの、なんてどうでもいい。
M支配人とお話をしていても、つい音楽に気を取られてしまう。
Mさま、すみません。m(__)m
 
今度はゆっくりと寄らせて戴きます。
 
BUNJIN HALLは1/25から営業時間が変わるそうです。
 
1月25日より、営業時間の変更と定休日を設定させていただきます。

営業時間は、平日:17:00~23:00
    土日祝祭日:13:00~22:00

定休日:火曜日
(祝祭日の場合でも休ませていただきます。)
・・・とのことです。
 
あ・私?  M支配人と楽しくお話していたら、会社からメールが。
設備故障で判る者がおりません・・・って、泣く泣く帰りましたとさ。(><);
 
あほ!ぼけ!!かすぅ!!!(^^)v
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

BUNJIN HALL

我らがモノちゃんズの会長、M様が本日1/11BUNJIN HALLというお店をスタートされた。
 
BUNJIN HALLはこちらhttp://bunjin.exblog.jp/
 
それに先立ち、昨日お祝いパーティ&お披露目会が行われた。
参加したのは
ヨハネスさん http://johannes30.exblog.jp
そして、一番新参者の私。
 
ごん太さん、TOTOさん、ken-38さんの御三方は、昨日始めてお会いしたが、そこはブログ繋がりで以前より
拝読していたので、初対面という感じは全くなかった。(有難うございました。)
また、当然みなさん紳士!でそこはM会長の人柄がしのばれる・・・。
 
ではお店の紹介を・・・。 M様はここでは『支配人』と呼ばれております。
イメージ 1
 
エントランスです。
 
入り口には、ハワイ在住のだーださんより花束が。
 
ドアも高く、良い感じです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
店内に入ったところ。
 
ゆったりと広く(30坪!)、また天井も地下とは思えないくらい高いので、非常に癒される。
 
正面にある、あの背の高いJBL D1005が
小さく見えるほど・・・。
(2台スタックしてもまだ余るな~)
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
こちらはコントロール部。
 
右から16インチギヤドライブプレーヤーが
2台!!。
 
ラックに上に乗っかっているSPはEVのアリストクラット。
 
左側がドライブアンプ群。
右よりMclintosh AE-2、FISHER 50-PRO-C
中央はAMPEX 5701R3ラインアンプ
左はAMPEX 6516R2パワーアンプ
 
 
 
イメージ 4
 
16インチギヤドライブプレーヤー。
右がPRESTO 64A+FAIRCHILD 281
左がRCA 70D+GRAY 106SP+GRAY 108
 
BUNJIN HALLの音は、このギヤドライブが創っていると言っても過言ではないと思う。
 
カートリッジはFAIRCHILD 215A 225A
そしてGE RPX-010。
 
モノラルに特化した潔さ。
 
 
 
イメージ 5
 
こちらが最新鋭!のメインアンプ
AMPEX 6516R2
送信管 807PPですね。
 
これがまたいい感じの音がしてました。
 
やっぱりこの頃のプロが、耳で創ったトランスの良さが寄与する所も大きいんでしょうな。
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
左側のSPはJENSEN G600。
 
中央にあるJBL D1005を聴かせて戴いた。
 
驚いた・・・。
モノラルSP1本なのに、音が部屋全体に充満した。
しかも凹凸のある面で迫って来る。
 
LPもSPも関係なく、同じように鳴る。
むしろSP恐るべし。
 
中域のパーンと張ったリアルな音・・・。
音溝の隅々まで再生している。
しかも50年以上前の機器ですぞ。
375要らんやん・・・。
ウチの音がまん丸く感じてしまう・・・。
 
中域がここまで張っていると普通はうるさく感じるのだが、低域が見事に追随しているので
うるささは全く感じない。
 
いま、そこにある存在感のある音、を越えて『音楽』が素晴らしい。
 
これ以上、音の話は野暮というものなので、流れて来る音楽に身を委ねよう・・・。
 
イメージ 7
 
BUNJIN HALLはソフト・ドリンク以外にアルコールもOK。 
 
右端のジャック・ダニエルはだーださん専用に
3本用意してあるとのこと・・・(爆)
 
なお、喫煙席は2テーブル用意されております。(感涙!!)
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8
 
BUNJIN HALL
 
ゆったりとした『時』を過ごせる
隠れ家として皆さんもいかが?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Coleman Hawkins & Chu Berry

バリレラカートリッジ VRⅡの針先のエージングも進んで、落ち着いて来たので
久し振りに引っ張り出してきた・・・。
 
Coleman Hawkins & Chu Berry           DECCA/LONDON  英国盤
イメージ 1
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1938年~1943年録音  勿論音源はSP盤。
その昔、これを聴いて『Jazz聴く』から『Jazz聴くに変わった、私にとっては思い出深い一枚・・・。
 
イメージ 3
JazzSaxの原点がここには一杯詰まっている。
 
テナーSaxの父、Hawkinsは勿論素晴らしいが、Chu Berryもまた活気に溢れていて素晴らしい。
 
夭折したのが何とも惜しい・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以前は、聴いていても、ふと、こう鳴ったら・・とか考えていたがVRⅡで聴くと何とも心地良い。
 時代が合っているのかな・・・。  SP音源だけに出てくる音も力強い。
 何も考えずにひたすらJazzに浸っていられる・・・。
 
やっぱりええのぉ~! (^^)v
 
 
 
 

コーナーポケットと私 ③

コーナーポケットのマスター 鈴木喜一氏との出会いは2002年3月のこと。
それから5年間、非常に濃密な?(アヤシイ意味ではありません!)お付き合いをさせていただいた・・・。
(マスターには良く“遅れて来たヤツ”と言われてました)
拙宅にも十回以上お見えになられた・・・。
 
マスターは多芸・多才な方で、ジャズ以外にも写真・バイクは玄人はだしだった。
特にバイクでは、某有名バイク誌にコラムを持っておられた。
(ベテランのバイクファンならご存知かも・・・)
また、地図のゼンリンのスーパーマップルの実走調査の責任者も務めておられた。
(2000年頃の地図の裏表紙には“実走調査責任者 鈴木喜一(コーナーポケット)”と書いてあります。)
 
マスターの書く文章は、余計なものが削ぎ落とされていて、それでいてスッと入って記憶に残る文章だった。
お店のHPにCP`Paragon Blogというコーナーがありますが手前ミソながらそこから抜粋させていただくと・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 T氏宅                                                                                 2004.09
corner_pocket常連のT氏宅へ、音を聴きに行ってきた。
最初訪れたのは約2年前。
当時は帯域を5つに分けた非常にごちゃごちゃしたシステムだった。
それを「指導」と称し(笑)、半ば脅かし無理矢理に(笑)3wayに整理し、ウーハーもParagonと同じLE15Aに変更させた。
ここまでだったら、本当に「無理矢理」だったかもしれないが、ウチのパラゴンのリハビリと同時進行で、店での結果を聴いてもらい、良くなった部分の行った方策を逐一教えた。
こちらはほとんど毎日さわり、彼はサラリーマンなので、毎週1週間分結果をまとめて。
T
氏はオーディオファンではありえない!!「聴く(聞く)耳」を持った人で、それを素直に取り入れてくれ、実行した。
もちろん、彼が自作したアンプ・スピーカーの素性が良いのも基本にある。
シングルアンプで全くノイズが聞こえないのは、ここだけの経験。
イメージ 1

この頃、メインアンプはオール300Bシングルだった・・。)
 
EL156PPは使いこなせずにSPの下に眠っていた・・・(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オーディオはトータルな「音の芸術」だ。
お金の問題ではなく、どれだけ自分の手持ちの機器を見つめ、具体的に「愛し、手をさしのべる」かが問題なのである。

結果、今回の音は数多く個人のお宅で聴いた中で、最高の鳴りっぷり。
Jazz
が確かにあった。
Bさん、そこに居てはりましたでー。(笑)
(北Bさん・・・ケニーバロン(P)のレギュラーベーシスト 北川 潔さんのことです)

オーディオの「常識のウソ」へ、タッグで果敢に挑戦しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
T氏宅、再訪
最近自店でのパラゴンの音しか聴いていないのでちょっと欲求がムラムラ。
ということで、再びT氏宅へ。1ヶ月半ぶり。
近隣では、オーディオ的な興味はここにしか求められない。
その後の治まり具合も気になるので。

ところが聴きはじめて、何かおかしい。
音のざらつきの増加、音の伸びの低下。

不思議に思っていると、ウーハー周りにちょっと手を加えたとのこと。
前回から何かしたのはそこだけと聞き、質の低下をもたらしたのは、そのことが原因と即断。
かつて私も実験で同じことをやり、同じ結果を招いたことを思い出す。

オーディオっていうのは不思議なもので、音のまとまらないある時点で加えた行為がプラスの結果になったとしても、今度は全体がまとまってきた時点になると、かつてのその行為がかえってジャマになることがある。
一度良くても、それは永遠ではないことが多々ある、のだ。
このあたりは頭を柔軟にしておかないと成功していかない。
「本に書いてあった」、「有名評論家が言っていた」、「理論的には・・・」はある時にはそうかもしれないが、多くの場面では違っていることがある。
決めつけ、はいけません。
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、気になっていたことを全部やってもらうことにした。
加えることは無く、全て減らす方向で。基本へ、フツーへ。
ウーハーも外す大作業、約1時間半。


結果は、これは凄かった。
アンプのグレードが数段アップしたようだった。
T
氏も「この部屋で聴いた、今までで最高の音。前回もこれはと思ったけれど、今日はレベルアップの度合いが違いますね」と。
空間の再現性も拡がり、気持ちよくナチュラルに身体に響く、凄い音だった。

お金かけなくても、劇的変化はあるのですよ。
再確認です。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とまあ、こういう風な感じでマスターにそれは色々と“指導”していただいた。
 
本当に、感謝!!です。m(__)m
 
2007年以降は、マスターに教えを受けた我々とKa-chanでパラゴンの音のレベルを保てる様、頑張っています。
 
Ka-chanの耳のレベルはそれはもう凄くて、ある日エマージェンシー・コールが・・・。
『パラゴンの音が少しおかしい、膜がかかったみたい・・・』
で、皆ですっ飛んで行って聴いてみると、我々の耳には、『いつもと同じちがう?』
『いや、何かクンと来るものが無いし、ブレスも物足りない・・・』
で、チャンデバのMIDのボリウムを上下に動かすと『プチッ』て小さな音が・・・。
『あ、戻った!!』って。  
改めて聴いてみると 確かに違う!!
ホンの僅かな接触不良だったけど、それを聴き逃さない・・・。
恐れ入りました・・・。m(__)m
 
拙ブログをご覧になっているジャズ愛好家の関西圏の方々・・・
いまなら、あのパラゴンの音を独占出来ますよ~(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コーナーポケットと私 ②

私とコーナーポケットとの出会いは2002年3月のこと。
当時、私は5wayの調整に疲れ果てていた・・・。
 
その頃の装置はこんなん・・・。
イメージ 1
 
まあ、ごちゃごちゃと・・・(笑)
 
ありったけのユニットを並べていた・・・(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
また、コーナーポケットも、あの地震後の再開店から数カ月しか経っていなかった。
 
ごちゃごちゃ書くのも何なので、恥かしながら当時お店のHPに投稿した文章をka-chanの許可を貰ったので再掲させて戴きます。
2002年10月時点でのお話です。(あ~恥ずかしい!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
今年の2月のとある日・・・、
いつもお世話になっている神戸のR・サウンドに行ってみると、お店の掲示板に、それはそれは小さなチラシが『ペッ』っと貼ってあった。
余りの小ささに『何かいな?』と思い、近寄ってよく見ると???
ん?モダンジャズ コーナーポケット? ん?パラゴン?・・・

R・サウンドの人に『これなに?』って聞いてみると『あぁ、先日こられたお客さんだけど、なんでもお店は西宮北口にあってJBLのパラゴンをマルチで鳴らしてるそうですよ。一度行ってみたら?』

なに?  それ!? 
 
JBLのパラゴンといえば、我々オーディオ・マニアにとって憧れの銘機中の銘機。所有しているだけで水戸黄門の印籠みたいなもの。

『このオッタマゲ(!)マーク(JBLの商標です)が眼に入らぬかぁ~』

というシロモノ。何しろ40年以上前のものでありながらいまだに二百ン十万円で取引されているというヴィンテージものなのだ。

かくいう私もとても手が出ず、やむを得ずSPユニットだけは、ほぼ同じものを10年がかりでやっとこ揃えてお茶を濁しているありさま。
それを、あろうことか、恐れ多くもオリジナルのネットワークを惜しげもなくおっ放り出し、マルチアンプドライブとは!!

私も格好だけは、JBLのD130+D216+375+HL88+075(あ~しんど!SPの型番です)を、マルチアンプドライブしているのだが、いまだに音のバランスを取るだけで四苦八苦。人様にはおすすめしない。それなのに、パラゴンを!?


R・サウンドでの先輩であるIさんが言っていたが、まるで50年代のヴィンテージ・ロールス・ロイスにターボ・チャージャーを搭載し、足回りをガチガチに固めるようなもの。しかも25年も前から!!!
話を聞いた第一印象は『恐れを知らんお人やな~』 うらやましいやら、あきれるやら・・・。
 
『どんな顔しとんねん?』

で、初めてお店に伺ったのが3月のこと。・・・で、その音は・・・・

もう、ただただ圧倒されるだけだった。(10月中旬=今はもっと凄い!)
単にバカでかい音だったら、私にでも出せる。
しかし、そのごっつい・でっかい音の中に、『音楽』『ハーモニー』が、あったんだよねー。

私がそれまで聞いたパラゴンの印象は、「格好は最高だけど、鳴ってる音はねぇー・・・」、特にあのカーカー・コーコーという中低域のヒドさ、それに耳に突き刺さる高域と、洞窟の奥から聞こえてくるような低域。
実際、「高級ゲタ箱と言われても仕方がないのでは・・・」、と思っていた。

お店に行きはじめて最初の3回ほどは、マスターと口をきくなんぞ恐れ多くて(?)、いつもあのレコード棚の前の席でひたすらJAZZに酔い痴れていた。
鳴っているのがパラゴンということを抜きにしても、自分の音と比べて、何がどう違うのか?・・・、3回目でやっと判った。
そう!低音だ。 低音の出方がまるっきり違う。過去のパラゴン達や自分の音とは。

4回目に、やっと意を決して恐る恐るマスターに話しかけてみた。
『低音の出方が我々とは全然ちがいますね~。何で?』

その時のマスターの顔! にたぁ~(失礼!)っと笑って『そうですか』
(とは言いながら、コイツやっと判りよったか というのがありありと・・)

もうそれからは、店がヒマなせいか(これまた失礼!!)はたまた私の生来のノーテンキさがお気に召したのか、ズルズルの関係に・・・・。(私はオカマではありません。念のため!!!!!!!!

で,その低音(低域)が具体的にどう違うのかというと・・・。
例えばベース。私の愛機では良くて「ヴォン!」或いは「ボン!」ていう感じ。へたすりゃ「ど・ぼーん」などという情けなさ。ベースとバスドラの区別も怪しいもので…。

ご承知のように、例えばピアノトリオで全体を引っ張り、引き締めているのはベースで、これがほんの僅か先に出ていないと全体がスウィングしない。ベースの音が「ど・ぼーん」など論外もいいところ。音に重みが加わらないと、ただただ薄っぺらいものになってしまい、「のり」はでてこない。
JAZZは『リズムは軽く,ビートは重く』が基本。が、ヘタして逆をうつと、全然スウィングしないのよねぇ。
ウ、ウムッ。

私もこれまで、低域には悩まされて、LE15+LE8TからD130+D216に替えてみたり,ウーファーボックスのバッフル板と裏板を4箇所,前後に締め上げてみたり、カーボン板を敷いてみたり・・・。

C.P.の低域はまるで違う。
ベースは唸りを上げて「ブン!ブン!」「ビシッ!ビシッ!」っと決まるわ,音の厚み,重さ=音の力はあるわで,もう嬉しくなって元気一杯!
しかも,全然うるさくない・・・・・!!

例えばグレート・ジャズ・トリオ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード『コンファメーション』を“サービス・ボリューム”で聞かせてもらおう。
「よっしゃぁ~!!」と暴れまくるトニー・ウィリアムスを、ロン・カーターが「おい!・おい!」という感じで必死に追いかけ、ハンク・ジョーンズが「よし・よし」という感じでピアノを弾いていたのが、次第に煽られて・・・という感じの曲なのだが、
パラゴンからのトニーのリム・ショットを始めとするドラムスの物凄さ!

私の愛機ではこれが「パカン!」ではなく「ぱこぉん」と鳴っていた。それで、ドラムスの迫力を追いかけて音の調整をすると,ピアノの高域が耳に突き刺さるわ,ベースはヴォンヴォンゆ~わで、収拾がつかなくなってしまう。
よほどうまくいっても、ピアノの高域のffが耳に突き刺さる。

C.P.
では全くそうではないのだ。
リム・ショットは物凄く(表す言葉がない)、ピアノは軽やかにそして適度に重く、ベース・ソロたるや・・・トニーに追いまくられたロン・カーターが一気に鬱憤を晴らす!!  「パラゴン」の反射板を見つめていると、そこにロン・カーターの指の動きが「ぽっかり」と浮かんで見える。そしてズゥーンと下まで延びたベースの量感・・・。

それに比べたら、我が愛機なぞは、まるで"ドラえもん"があの"ぐう"の手でベースをはじいているようなもの・・・・・。

『あほぬかせ!!』と思われるでしょうが、いやホントなのである。
スピード感と音の厚み、そして奥行きが見事にバランスし、『色気のある』中域や極め付けの『重高音』。ふーっ。


さて、この半年間でC.P.では『企業秘密てんこもり』を随分と目の当たりにした。
『マスター振り返り、鬼の形相事件』や『マスター御機嫌解説、なんにも飲ましてくれへん事件』或いは『どこを変えたか当てっこゲーム』などなど、多くの印象的な事もあった。
そう!私は店の諸先輩をさしおいて、新参者にもかかわらず幸運にも、マスターの音調整『最後の詰め』、に半年間立ち会うことができたのだ。(名前さえ知っていれば、もっと前から来てたのに・・・宣伝不足! 「怒!」)

おかげさまで、「知り得た禁断(?)の調整法で、我が愛機も絶好調!」、とはいかないところが目下の腕の違い。でもそのうちにきっとまとめてみせよう。(希望的観測・・・。)


現実のC.P.のパラゴン音は、いくら人の話を聞いても、オーディオ雑誌を読み漁っても、脳裏に浮かんでこないし、また実現できない。やはり『百見は一聴に如かず』なのだ。

だから、
今週も『元気をもらいに!西宮北口まで行こう~っと!!
ど真ん中の席で聴くのだ
!!
 
 
・・・と、まあこういう感じの出会いだったのですが、それから私自身の音がジャズに関して飛躍的に伸びていったのは間違いのないところです。
やはり、自分一人でシコシコとやっていたのではあきません・・・。
 
その③に続きます・・・。
 


コーナーポケットと私 ①

Corner Pocket・・・阪急西宮北口を北へ徒歩3分のジャズ喫茶。
 
まずは、お店の紹介から・・・。
 
店名の由来は、ベイシー楽団のギタリスト、フレディ・グリーンの曲「コーナー・ポケット」より。
フレディ・グリーンより正式に認可を受けたもの。
今年で開店36年(だったと思う)を迎える老舗。
 
同店の特徴は何と言っても、あのパラゴンのマルチアンプ駆動・・・。
まずはお店の案内を・・・(写真は同店のHPより)
イメージ 1
西宮市甲風園1-12-5
富永ビル2F
TEL:0798-64-5402
 
同店の看板。
 
螺旋階段を上がった所に店がある。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
螺旋階段を上がったところ。
 
壁面の絵は、かつてお客さんの息子さん(愛育-アイク-君といいます)が幼稚園だか小学生だかの時、初めてジャズライブを聴いた時の印象を絵にしたものだそうです。
 
手前がドラム、奥がピアノ、上がベース。
 
ドラムの印象が素晴らしい!!
 
 
 
 
イメージ 3
 
何とも坐りの良いパラゴン。
 
床から50cmほど上に設置してある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
カウンター側
 
空いていれば、カウンターの左端の席に座る。
 
ここがパラゴンの真正面。
 
でも、コーナーポケット(以下CP)に通い始めて4回目にやっとマスターに言われて座れた。
 
それまでは、レコードラックの前の席に座っていた(なんとなく座りやすいが低域のこもる席です)
 
 
システムは
SP     JBL D44000 パラゴン(LE15A、375、075) 
低域用   マッキントッシュ MC352
中域用   ラックス M-7f
高域用   マッキントッシュ MC2225
デバイダ  アキュフェーズ  F25V
プリアンプ マッキントッシュ C41
アナログP テクニクス SP10Ⅱ
        SME3009SⅡimp.
               SHURE typeⅢMR
CD P   マランツのマルチプレーヤー(品番忘れた!けど音は良い!!)
 
私見ですが、京阪神の有名所のジャズ喫茶を巡りましたが、力強いJazzを鳴らしているお店は
何軒かありましたが、ここほどJazzの『凄み』と『黒さ(毒気』を再生しているお店はありません。
また、それでいてクラシックが『鳴る』お店も・・・。
マスターはかつて一関の『ベイシー』の2階に1週間泊まり込んだそうです・・・。
 
マスターは残念ながら2007年に逝去されましたが、奥さんが今でも当時の音を立派に守っておられます。
奥さん・・・我々はka-chanと呼んでいます。
ママでもなく、かあちゃんでもなく、ka-chan・・・。
ミュージシャン達が親しみを込めてそう呼んでいます。
言い得て妙・・・だと思いません?
 
その②へ続く・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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KT

Author:KT
yahooブログより引っ越して参りました。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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